今回ゲストランナーとして参加される喜多村 久 選手。
彼は2023年、2024年の大雪山トレイルジャーニー(2023年はシン・大雪山トレイルジャーニーとして開催)に出場し、両年ともに60kmカテゴリーで優勝を果たしました。
2024年は前年から約30分のタイム短縮を果たしており、現在の60kmコースになってからのコースレコードホルダーとなっています。
今回その喜多村選手から、大会の印象や魅力について、そしてエントリー者や参加を検討中の方に向けたコメントを頂きました!
2024年に圧倒的なタイムで優勝しました。どのようなコースの印象がありますか?

とにかく「走れる」、そして「走らされる」コースという印象です。
夏のレースですが、朝の大雪山は涼しく、トップを走っていると誰もいない広大な自然が目の前に広がります。気持ちよくスピードに乗れるコースです。
一方で、レース後半には平山の厳しい上りがあり、山岳パートもしっかり楽しめます。走れる区間と登山的な要素のメリハリがある、非常に面白いコースだと思います。
レースの魅力はどんなところにありますか?
スタート直後の走れるパートで見られる美しい朝焼け、北海道らしい広々とした草原、そして何と言っても平山の歩行区間です。
周囲360度に山々が広がり、目の前には高山植物が咲いています。走行禁止の区間なので、歩きながらその絶景をじっくり楽しむことができます。
このご褒美のようなパートが、最難関の上りを越えた後に現れるので、より感動が大きいと思います。

アジアや全国の大会と比べて、大雪山のレースに感じることがあれば教えてください。
平地の区間でも北海道らしい雄大な自然を感じられますし、特に平山の約2kmにわたる歩行区間は、レース中であることを忘れさせてくれるほどの絶景です。
順位やタイムを狙って走っているランナーであっても、思わず周囲の景色に気づかされる。そういう特別な魅力のあるレースだと思います。
走ることができない歩行区間は、タイムを競うアスリートにとって「余計なもの」と考える方もいます。
この大会の歩行区間はエリートアスリートの喜多村選手にとっては良い印象が大きい?
それとも、これが無ければなあと思うことはあった?
歩行区間の有無でレースを選んだことはありません。全員が同じ条件なので競技としては公平ですし、戦略的に身体を休ませることもできます。
トレイルランナーはフルマラソンのように絶対的なタイムを追い求めるというより、コースや自然環境を含めて楽しむ文化があるので、歩行区間への抵抗感はそれほど大きくないと思います。
多くのレースでは歩行区間はただ歩くだけですが、大雪山は違います。360度に広がる山々や高山植物を楽しめる特別な時間です。実際に体験すると、歩行区間に対する見方も変わるかもしれません。


今年参加するランナーに大雪山トレイル攻略のアドバイスをお願いします!

序盤は涼しい朝焼けの中で気持ちよく走れるため、つい飛ばしたくなりますが、オーバーペースには注意が必要です。
順位を狙うランナーであれば、平山分岐までを一つの大きな区切りとして考えると良いと思います。
潰れるほど追い込まなければ、平山の約2kmの歩行区間でかなり回復できます。平山登山道以降は少し無理をしてでもしっかり追い込み、歩行区間で回復させて、そこからラストまで突っ走る。これが攻略のポイントになると思います。
最後に意気込みコメントをお願いいたします!
2024年大会より強くなっていると思いますので、コースレコードで走れるように突っ走ります!

喜多村 久(KITAMURA Hisashi)
マレーシア駐在時にトレイルランニングを始め、Asia Trail Masterを中心に東南アジアで経験を積む。高温多湿な環境で鍛えられた暑さへの強さを武器に、2023年の帰国後は日本国内でも活躍を広げる。ロードで培ったスピードと山岳レースでの粘り強さを兼ね備え、国内外のトレイルレースへ挑戦を続けている。フルマラソンPBは2時間29分20秒。現在はUGLOWサポートアスリートとして活動中。
主な実績
・大雪山トレイルジャーニー60K 2023・2024 優勝
・TMBT 2025 100K(マレーシア)優勝
・志賀高原100K 2025 優勝
・ハセツネ 2025 4位
・KAI70K 2026 3位
・比叡山インターナショナル 2026 50mile 優勝





