DTJ 2025
15k/40k/60k course map
紹介動画
40km(ミドル)
距離:39.9km/累積標高差 約2090m トレイル率 90.5%
スタート地点:北大雪スキー場(北海道紋別郡遠軽町白滝地区)
フィニッシュ地点:北大雪スキー場(北海道紋別郡遠軽町白滝地区)
制限時間:11時間(7:00~18:00)
*2024年大会よりも1時間スタート時刻が早くなり、制限時間と関門時間が緩和されました
エイド数:3箇所
募集人数:200名(ソロ) / 50組(ペア)
ITRAポイント:2(ソロ) ※ペア参加者へのITRAポイント適用は現在調査中
40kmコースは本大会のメイン競技に据えているコースです。
旧北大雪スキー場をスタートし、アップダウンのあるロード、林道を経由してCP2 平山登山口へ向かいます。林道は道も広く路面も走りやすいでしょう。CP2直前の3kmは傾斜がきつくなり山に近づいていることを実感します。CP2はコースのおよそ中間地点ですが、ここからが本番です。
前半の林道から打って変わって登山道は急傾斜のシングルトラックが待っています。稜線に出るとまた景色は一変。CP3 平山分岐(1737m)からは周囲360度遠くに山々が連なった天空の稜線が続きます。北海道で1700mを超える稜線は本州の3000mの厳しい自然環境に匹敵すると言われており、ハイマツの間を縫って進む足元に目を向けてみるとコマクサなど高山植物が咲き誇ります。
本コースの最高地点・比麻奈山(1811m)を経て比麻良山(1755m)を越えた後には再び森深いシングルトラックへ。CP4 二の沢稜線を経由して最終ピークの有明山(1635m)–天狗岳(1553m)を目指します。レース後半の急登はかなり身体に堪えますが、ここが踏ん張りどころです。天狗岳を越えてからはアップダウンを繰り返しつつ、旧北大雪スキー場のリフト降車場へ。最後の4kmは天狗平を見下ろしながら石がごろつくガレ場を下りゴールに向かいます。
2025年の本大会は、これまで通りのソロ参加に加えて男女を問わない二人ペアで40kmを走破する40kmペアの部を予定しています。チェックポイントでは必ず二人同時にチェックインの必要があります。表彰台を狙うなら走力の高い男性ペアが有利になりますが、一人での40km走破に不安がある方などは、かたや体力走力のある人が装備を担ってサポーターとして一緒に走ることもできます。
60km(ロング)
距離:59.3km/累積標高差 約3185m トレイル率 91.7%
スタート地点:北大雪スキー場(北海道紋別郡遠軽町白滝地区)
フィニッシュ地点:北大雪スキー場(北海道紋別郡遠軽町白滝地区)
制限時間:14時間(4:00~18:00)
エイド数:4箇所
募集人数:200名
ITRAポイント:3
60kmコースはベテラントレイルランナー向けに設定した累積標高約3200mのコースです。40kmコースで後半に立ちはだかる有明山-天狗岳を往路復路で2回登るハードな設定です。
まだ朝日がやわらかい早朝のスタートで、まずは例年朝靄が立ちこめる天狗平を約15km廻ります。前半は下り基調、後半は登り基調ですが斜度は比較的緩やかです。快調に急ぎたくなるかもしれませんが先は長く、いまだウォーミングアップの時間であることを忘れずに。
スタート地点に戻りA1 大会本部エイドで一息ついたら旧北大雪スキー場の作業道を登ってここから本格的なトレイルに入ります。使われなくなった旧いゲレンデは笹が生い茂る急傾斜のシングルトラックです。頂上まで登り詰めたら人の手の入ったスキー場から北大雪山系の自然へといざなわれつつ、天狗岳(1553m)を経由して有明山(1635m)へとピークハントを続けましょう。
有明山を超えてからは高度を下げつつ深い森に足を踏み入れます。天候によっては足元の泥濘と朝露に濡れた笹藪に悩まされるかもしれません。二の沢稜線の途中から二の沢林道方面に左折し下り、WS 二の沢林道終点で喉を潤したのちにA2 二の沢林道分岐へ向かう10kmの長大な林道のダウンヒルです。さてここからは40kmコースと合流し同じルートを辿ってCP2 平山登山口へ向かいますが、40kmコースと最も違うのは?それはすでに走った距離と登り下りでダメージを受けた脚でしょう。
さああと25km、ここからが本番!
先はまだ長く、補給やペース配分に気をつけつつ・・・
60km ペアリレー
距離(2024/12月時点予定):
(1st leg) 24.7km – 累積標高 1491m トレイル率 80.2%
(2nd leg) 35.2km – 累積標高 1694m トレイル率 100%
スタート地点:北大雪スキー場(北海道紋別郡遠軽町白滝地区)
リレー地点:二の沢林道終点(北海道紋別郡遠軽町白滝地区)
フィニッシュ地点:北大雪スキー場(北海道紋別郡遠軽町白滝地区)
制限時間:14時間(4:00~18:00)
エイド数:1箇所 / 3箇所
募集人数:20組
ITRAポイント:なし
60kmコースを2分割し、25km地点のWS 二の沢林道終点でリレーする競技です(現在詳細を調整中)。
第1区間は早朝の天狗平からスキー場を登坂し天狗岳-有明山を越えて二の沢林道終点まで。
第2区間は中継地点からA2 二の沢林道分岐まで下り、その後は40kmコースと同様に平山登山道から稜線を辿って有明山-天狗岳を越えゴールに向かいます。
現在の予定では、第1区間は25km D+1500mとやや短い登り基調で大雪山国立公園である平山稜線を区間に含みませんが、朝靄かかる天狗平の風景やハイマツ帯の急峻な岩場の登坂やピークから360度開けた眺望、原生林のシングルトラックなどが味わえます。
第2区間は35km D+1694mで前半A3 平山登山口までは林道が続きます。後半は存分に大雪山の自然を味わえるバリエーションに富んだトラックがゴールまで続き飽きることがないでしょう。距離は第1区間よりも長いですが、はじめの下り林道10kmはウォーミングアップにちょうど良いでしょう。またA2 二の沢林道分岐、A3 平山登山口と2箇所のエイドがありますので距離のわりには補給しやすく走りやすいことも特徴です。
15km(ショート)
距離:14.3km/累積標高差 約361m トレイル率 65.7%
スタート地点:北大雪スキー場(北海道紋別郡遠軽町白滝地区)
フィニッシュ地点:北大雪スキー場(北海道紋別郡遠軽町白滝地区)
制限時間:3時間(9:00~12:00)
※ 2024年大会より開始が15分遅くなりました
エイド数:なし(ゴール後に大会本部エイドにて補給可能)
募集人数:100名
ITRAポイント:なし
60kmや40kmと違い、15kmコースは細いシングルトラックや山岳パートを含まない緩やかな開けた軽トレイルを廻ります。トレイルの種類としては林道と作業道で傾斜は緩く、ロード区間を約34%含んでいることもありトレイルランニングとしては初心者向けと言えます。コースを廻るのにロードシューズでもさほど不快はありません。高いところからの眺望はありませんが、遠くに高い山々を仰ぎつつ天狗平の平原を駆けるのはなかなか気持ちが良いものです。
これまでロードしか走ったことがないしトレイルを一人で走るのはちょっと怖い、山岳トレイルなんてとてもとても、という方にも負担無く楽しめる15kmです。まずは不整地を走る楽しさを体験してみてください。