エントリー開始。7/26に向けての頭の中
さあ、エントリーが3/10から始まりました!

早期割引締め切りは4/30、通常エントリー締め切りは6/15です。
そのあともエントリー忘れた!という方のために6/30まではエントリーを受け付けておりますが(レイトエントリー)、けっこうな割増し料金となりますので、参加ご検討の方は本当にご注意下さい。
さて、昨年のDTJ 2025を振り返ってみますと
天候は雨天というよりも「荒天」でした。
雨天決行、荒天中止なんていうフレーズは大会案内でしばしば見かけますが、昨年の大会当日は前日から強い風が吹き荒れる中の大会に。中止にすべきという判断も頭をよぎりましたが、リスクの高い山岳エリアを避けての開催といたしました。
結果、安全運転での開催はできたものの「大雪山」のアイデンティティーをほぼ完全に失ったようなコースとなり、参加されたランナーにとっては不完全燃焼の思いが非常に大きかったものと思います。天気に関しては人間にはどうにもできないことではありますが、私たちとしても参加者のみなさまに十分な価値や満足を提供できなかったと痛恨の思いが残った大会でした。

今年2026年こそは、そんな無念が残らないような
大会にしたいという思いで現在準備を進めております。
まあ、お天気はお天道様にお祈りするしかないですが、昨年までの大会では不十分だった部分をよりブラッシュアップしてランナーを迎えられるようDTJ 2026を準備中です!
また、安心して参加してもらえるためには、安全面でもより対策が必要になると考えています。
昨年は北海道に限らず本州でもクマの人里への進出がニュースを賑わせました。北海道でも痛ましい事故があり、東北地方でのツキノワグマの進出が多くの人にとって非常に大きな脅威となったのも記憶に新しいところです。
大会開催地の遠軽町白滝はもともと熊が日常的に当たり前に目撃される地域です。これまで当地で熊による人身事故が起きているわけではありませんが、北海道全体で頭数が増え、遭遇機会も増えていることは確かです。今年もこれまで以上にヒグマとの不意の出逢いを防止する大会運営上の準備が必要になるだろうと考えています。
これにはコースの十分な整備なども重要ですが、「遭遇防止のための十分な準備」のためには、参加者のみなさまにもご協力をお願いすることも出てくるだろうと考えています。たとえば、これまでも熊鈴を必携品として用意していただきましたが、それに加えて遭遇リスクの高い状況やリスクある行為などを十分に理解いただくこと、それを踏まえた走行の基本原則を追加することなどがおそらく必要になってきます。
それが大切になるのはトレイルランニングだけの話ではないはずです。熊との遭遇が身近になりつつある現在、ノーマルの登山はもちろんですし、キャンプ等のアウトドアアクティビティ全般であっても、熊への備えが「必要な常識」になりつつあるのが2026年の現在でしょうか。
当大会の参加が、そういったことが自然と学べる入り口になるような仕掛けもできればなあと考えています。
準備が進んだ段階で参加者向けの情報として公開予定です。
DTJ 2026 はこれまでと何が違って何が同じ?
ここが違うよ!
- 競技が全部ソロ競技になったよ!
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2025年はペア競技/ペアリレー競技がありましたが、今年は2024年以前と同様に全種目ともソロ競技のみです。
もちろんソロ参加の複数名で一緒に走っても構いませんよ。 - エントリー締め切りがちょっと早いよ!
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例年開催日の1ヶ月前が締め日でした。今年はちょっと早い6/15が締め切りです。
それ以降も6/30まではエントリー受付可としておりますが、通常エントリーよりも参加費が大幅に高くなります!くれぐれも締め切り日を忘れないようにご注意下さい!なお、早期割引を4/30まで設けていますので、予定が立つ方は早めのエントリーがお得です。
ここはおんなじよ!
- 距離カテゴリーは同じだよ!
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15km/40km/60kmの3カテゴリーです。
2025年大会と同様にキッズカテゴリーは今年もありません。 - コースは同じだよ!
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スタート/ゴール付近のレイアウトや多少のルート変更はある予定ですが、全カテゴリーで基本的なコースは同じです。昨年カテゴリー毎のゴールゲートをくぐる向きが逆だったことが混乱を招いたため、全カテゴリーで統一を予定しています。
- エイドの場所は同じだよ!
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2023、2024年大会と同様の場所でエイドを設置します。内容はもっと充実させたいですが現在内容は未定。
- 同じく必携品を設定するよ!
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当大会のコース難度は正式に大雪山グレーディングが設定されていませんが、40km/60kmのコースに含まれる平山稜線は環境省職員の目線でグレード4以上相当が妥当であると判断されています。天候により強い風が吹きやすく、途中にエスケープルートが無いため事前の危機管理が非常に重要です。参加する各個人に天候急変に対する備え、トラブルに対する備え、熊への備えなどが必要です。
たとえば、例年登山用のレインウェアではないタウンユースの簡易雨具で参加しようとする方がいらっしゃいますが、それは自殺行為に等しく容認できません。できるだけ軽装で身軽に走りたいという気持ちは理解できますが、参加者の安全確保のために必携品を設定します。内容は昨年大会に準じるものになる予定です。ルールのページを参照ください。必携品不所持は失格を含むペナルティの対象です。
「準備したけど90%使わない」は「準備が必要ない」ではありません。必携品に関しては個人の判断で省略可能なものではなく、ルール上の参加資格です。
- バスツアーを設定するよ!
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昨年は旭川発着の会場泊バスツアーを催行しました。今年もそれに相当するバスツアーを予定しています。
基本的には旭川発着で宿泊付きの設定で予定しておりますが、詳細は現在調整中です。4月末頃にご案内できる見込みです。
今回の(これからの)大会で大切にしたいこと
楽しかった!で終わらないように
平山登山口から上り詰め、平山稜線にたどり着いたときには、たくさんのランナーがその光景に息を呑むだろうと思います。遠景も素晴らしいですが、足元に拡がる自然、そこを縫うようなか細い道を辿ること自体が特別な体験だと感じられるでしょう。自分の脚で稜線まで上り詰め、はじまりの地に帰る旅を終えたときには、辛い大変な道のりだけど良い旅だった!楽しかった!と思えること請け合いです。



そこでちょっと考えて欲しいことがあります。
今その旅ができるのは人が自然を切り開き進んだ道があるからで、手付かずの自然を体感できるのは、これまで人が自然を蹂躙せずに共存する努力をしてきたからです。そこを旅する人たちがそれを毀損するようなことはあってはいけませんし、これからも維持する義務があるはずです。
この大会に参加するランナーもその旅人の一人。運営側としてもコースを楽しんでもらうだけではなく、自然環境そのものはもちろん、人と自然の関係性を維持することに少しでも思いを馳せられるような取り組みを加えていきたいと考えています。むしろ、大会が行われることが登山道整備や自然保護につながるようなら最高だな!と思います。我々のひそかな野望です。
地場産の賑わいを大切にしたい
これは大会の歴史的経緯によってそうなってしまった部分が大きいらしいのですが、少なくとも直近数年の大会では地元遠軽、白滝との接点があまりありませんでした。せっかく遠くから参加いただいた方も、地元を知る機会があまり無かったことが残念でした。
たしかに大きな町ではありませんし、白滝はその中でも小さい集落です。
でもそんな町に国宝があること、知っていますか?National Treasureですよ!地味に有名になりつつある地場産の缶詰製品もあったり、ひと味違う農家さんがいたり、せっかく来たのに知らないのはもったいない!ということがいろいろあったりするのです。そういったものを知ってもらいたいですし、会場の賑わいとしても何かしら加えられればと思います。


現時点で何が用意できるかは全く未定ですが、お楽しみに!
エントリーお待ちしています!
最後にあらためて。
- 大雪山トレイルジャーニーは、大雪山山域で行われる北海道唯一の山岳トレイルランニングイベントです
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北海道ではスキーリゾートを利用したトレイルランニングレースはありますが、高山帯で行われるトレイルランニングレースは非常に希少です(唯一?)。また、大雪山を含むルートが取られているトレイルランニングイベントも他にはありません。
- コースには大雪山の特別保護地区が含まれ、人が守ってきた希少で手付かずの自然を体感できます
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平山から文三岳周辺までの稜線付近は最も保護レベルの高い「特別保護地区」に指定されています。それは「特別地域内で特に厳重に景観の維持を図る必要のある地区」を意味します。その環境でしか生育が難しい多くの高山植物の植生など、そこに見えるのはいにしえの北海道の自然景観そのものです。
- 旅の始まりと終わりは、古代の記憶が残る白滝の地です
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大会会場の遠軽町白滝も旧石器時代の遺跡が残る「いにしえの地」です。
ここで出土した石器としての黒曜石等で構成される「北海道白滝遺跡群出土品」が令和5年に国宝に指定されました。(白滝ジオパーク推進協議会)もしかすると、大会のコースは数万年前の古代人も通った道なのかもしれませんね。
ロマンあふれる地、白滝へようこそ! - 大雪山だけでなく、スタート/ゴール周辺の天狗平も見どころです
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会場周辺は山に囲まれた盆地です。山ではないとはいえ海抜は600m台の高原で平地となだらかな丘が拡がり、「天狗平」と呼ばれています。現在は広大な畑地が拡がっており、この風景も一見の価値があります。そこを見下ろす展望台も大会会場のすぐ近くにありますよ。
また、60km参加のランナーにとっては早朝の天狗平の景色は早起きのご褒美かもしれません。朝靄に遠くの山並みは煙り、朝日射す黄金色の平原の中を走ります。山を求めるストイックランナーの中には平原を走る行為が余計な時間に感じられるかもしれませんが、ぜひとも周りに目を向けてこの時間しか見られない景色を楽しんでほしいと思います。
- この旅を楽しむ全てのランナーを私たちはリスペクトし、歓迎します
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鍛え上げられた肉体で、険しい登山道を颯爽と駆け抜けるエリートランナーには人間の無限の可能性を感じます。私たちは彼らをリスペクトしますが、このイベントは彼らだけのためのものではありません。
このイベントでは、昔からの北海道の自然が色濃く残る秘境を旅することになります。普段足を運ばないような大自然の中を、そこに道を通した誰かの足跡を辿り、自らの足で旅したいと考える全てのランナー全てを私たちは歓迎します。ルートを踏破した時間に応じて参加者に順位は付きますが、順位やゴールできたかどうかを問わず、この北海道の自然を巡る旅に参加した全ての人を私たちはリスペクトします。
一般のトレイルランナー、アウトドアアクティビティ愛好者、山好きのロードランナーなどにこそ、ぜひこの世界を体感して欲しいと考えています。みなさまのチャレンジをお待ちしています!



