DNSを含めた正式なリザルトに更新しました(8/13) リザルト/result - DTJ 2025

DTJ 2025 – 大会終了のご報告

目次

開催報告

2025/7/20(日) 大雪山トレイルジャーニー 2025を開催し、無事終了いたしました。

前日7/19から天気は不安定。小雨が降る中で会場設営を行いました。その後も極端に雨が強まることはなかったものの止むことはなく、平山稜線は走行リスクが高いことに加えて多人数の走行による登山道の損壊も予想されたため、19日20時時点で平山を通過しないコース変更のアナウンスを行いました。

当日20日も天候は曇り~雨で、時に突風が吹く厳しいコンディション。大会会場でもテントが風に煽られて宙に吹き上げられることもありました。山岳地域は常に雲に覆われているうえに、標高1300m地点での天候観測では平均風速15m/s以上と強風のため、山岳走行自体のリスクが高いと判断してコースを全面的に変更することに決定しました。平山登山道および有明山~天狗岳稜線を全面的にコースから省き、40K、60Kコースは会場から平山登山口までの往復コースとして実施しました。(15Kコースは変更無し)

60K plan C(山岳カット)
2025年大会実施コース

40K plan C(山岳カット)
2025年大会実施コース

コース変更により本来ITRA 3ポイントが獲得できるはずだった60Kコースも2ポイントとなり、40Kソロ/ペア、60KソロにていずれもITRA 2ポイントの扱いとなりました。

会場では10時以降は時折日が射すこともありましたが、雨や風が大会終了まで不安定に続いた1日となりました。気温は比較的高かったものの日照が少なかったため熱中症症状の選手はおらず、コース変更で獲得標高が大幅に少なくなったことから選手のゴール時刻が大幅に前倒しになったことも幸いして、大きなトラブルや怪我人もなく途中棄権者もほとんど出ずに大会を終えることができました。

参加者・リザルト

60k40k15k60Kペアリレー40Kペア
エントリー総数126161646(3組)32(16組)
DNS2431*42(1組)4(3組)*
出走者数102130*62*4(2組)26(13組)*
完走者数101130624(2組)24(12組)
うちタイムオーバー00000
DNF10002(1組)

*40Kペア2名→40Kソロ 2名、40Kソロ2名→15Kソロ2名

リザルトPDF


今回変更のコースでは獲得標高が大幅に少なくなり、60Kではさらに距離が55kmに短縮しました。その結果、例年のコースよりもトップのフィニッシュタイムが2時間以上短縮し、なんと15Kのスタート前に60Kのトップ選手がゴールするという予期せぬ事態に。55kmを4.5時間の凄いペースでした。
さらには、今年の最終走者は15時頃のゴールでしたが、これは昨年だと全体の40%弱がようやくゴールにたどり着いた時間でした。今年は昨年よりも40Kのスタートを1時間早めた影響もありますが、それにしても早かった!いかに山岳部の通過に時間がかかるのかということがよくわかります。

コースの易化のためチェックポイントでの足切りは発生せず、全カテゴリーともにほぼ全員が完走という結果でしたが、60Kの下位約10%、40Kの下位約5%は他の走者と比較して大きくゴールタイムが遅くなっている傾向がありました。これは昨年と大きく異なる結果でしたが、つまりは足切りでリタイヤとなるはずの選手も今年はゴールできたということかと思われます。この範囲に含まれる選手は、本来のコースでレースが行われていた場合は、チェックポイントでの足切りリタイヤ~タイムオーバーでの完走となっていた可能性がわりと高そうです。もし来年以降の時間内完走を目指すのであればもう少しトレーニングが必要かもしれませんね。持久力が足りなかったということもありますが、トレランはどこで歩くのかも重要なストラテジーですので、疲弊しきらずに登りを一定のペースで歩ける&自分が走れるポイントでは走りつづけられるようなクレバーなペース配分も大事かもしれません。

宿泊付きバスツアー初催行

昨年2024年大会ではバスツアーを企画したものの定員に満たず催行できませんでした。
催行に当たっての壁のひとつは旅行業法への抵触の恐れでしたが、ガイドラインを精査したところ旅行代理店を経由せずとも実施できることが観光庁に確認できたため、より少ない人数での催行と参加費の圧縮ができました。

今年2025年は会場での宿泊をセットにして前日会場入りの旭川会場往復バスツアーでどうにか採算がとれそうでしたので、その形で初めて催行しました。20名の最低催行人数で募集しましたが、ボランティアの移動を兼ねてより少ない人数で催行できることになり、最終的には16名でのツアーとなりました。
準備不足が否めない部分があり、参加者にとっては不都合や不快な部分もあったかもしれません。しかし会場までの移動の安心や一定の利便性はありそうですので、来年以降はさらに内容をブラッシュアップし、またより安価に利用できるよう企画したいと考えています。

外国人ランナーにたくさん参加いただきました

今年は英語ページでの案内を拡充したためか、国内外から非日本語話者の参加が目立って増えました。その点運営としては非常に嬉しいことでした。今回なんと海外からの参加は東北地方からの2倍以上でした!こちらの体制として英語での対応が十分とはとても言えない状況ではありますので、来年以降はより安心して参加できるよう、またわざわざこの大会に参加した甲斐があったと感じていただけるよう準備を考えたいと思います。

今年も多くの人の協力で大会を終えられました

一般ボランティアのみなさま

本大会の開催は、事前のコース整備、コースマーキング、前日深夜の天候観測、前日当日の会場設営/撤収、エイド運営、大会事務、拠点間移動や物資の搬送、スイーパー等々・・・様々な業務に大会当日だけでも70名以上、のべ人数では100名近くのボランティアの力で成り立っています。
合同会社Trail Scene(大会事務局代表)主催の他の大会でご協力いただいている方だけではなく、2025年の本大会で初めて力を貸していただいた方もたくさんいらっしゃいました。ほんとうにありがたい限りでした。

学生ボランティアのみなさま(東川日本語学校、旭川医科大学)

エネルギーあふれる学生ボランティアは、エイドをはじめとして要所で選手に元気を送ってくれていたはずです。

例年東川日本語学校から学生ボランティアが多数参加いただいています。選手の皆様はエイドで若干豊かな国際色を感じたかもしれませんが、それは彼らが手を貸してくれているおかげです。そのほか、旭川医大の学生ボランティアもたくさん参加いただきました。もしかしたら数年後は大会の救護を手伝ってくれているかも。

撮影班のみなさま(西尾さん、三宅さん、堀さん)

今年は動画撮影の試みもありました。ドローン撮影も予定していたのですが風と雨にて今年は飛べず残念。あいにくの悪天候でありコースも林道中心となってしまったため、映える写真も枚数自体もあまり多くないのが残念ですが、例年アクセス悪い山奥で写真を撮影いただいています。後日写真を公開いたしますので選手の方はお楽しみに。

医療班のみなさま(及川Dr.、松田さん、石塚さん、鉄井さん)

会場の救護を請け負っていただいている旭川医大及川Dr.ほか、エイドでの救護に多くの医療関係者に携わっていただきました。今回選手の皆様も道中で大きな怪我などはほとんど無かったと思いますが、救護所のある大会会場本部だけではなく、コース途中のエイドステーションでの応急処置体制を整えたりスイーパーにも一部救護物資と一緒に走ってもらい、できる限り選手の不調へのサポートができるよう準備をしています。

車両班のみなさま(東井さん、佐々木さん、佐藤さん、野尻さん)

拠点間の人員、物資搬送、リタイヤ者の回収などには山岳の林道を車で行くしかないのですが、マイクロバスとハイエース3台+臨時車両で拠点間の連携をとり、臨機応変な対応ができるよう備えています。悪路でもハイエースを安心して運用できるのはドライバーの確かなテクニックのおかげです。

無線管理 高森さん

本部、各拠点や連絡車両、遊撃班、スイーパーの間で連携連絡をとる必要がありますが、本大会のコースは携帯電話での通信が不安定~不可能な場所が多く、無線機を使って連絡を密にしています。山間部のため無線機の通信環境としても良いとは言えませんが、20台以上の無線機を使用し、高性能アンテナを設置することでできる限り通信をカバーしています。管理者のおかげで安心確実な無線の運用ができています。

大会MC 水野さん&力丸さん / 音響 サウンドアクト(遠軽町)

昨年に引き続き、遠軽町職員の水野さんと札幌から駆けつけていただいた力丸さんのお二方に会場のMCを担当いただきました。元気の出るコールや軽妙な掛け合いは会場を賑やかに演出してくれました。会場の雰囲気の大きな部分を担っている大事なお二人です。

普通の下位ゴールのランナーなのにフィニッシュの時に名前をコールしてくれるのが嬉しい!」と昨年のアンケートで何人もの参加者からコメントをいただきました。フィニッシュおめでとう!は会場の多くの人がきっと思っていることなのですが、それをランナーに伝えるのはなかなか難しいですね。それを伝わる言葉でランナーに届けてくれるのはまさに彼らの力でした。

さらに今年はよりしっかりとした会場音響のため、遠軽町のサウンドアクトさんに音響環境の整備をお願いしました。おかげでMCの音声を会場全体にしっかり響かせることができました。

オフロードバイク部隊

山の静寂は大自然を感じられる一方で、人間にとってはある意味恐怖の対象でもあります。

今回参加した選手は大会の最中にコース上を疾走するバイクを見かけたと思います。あれは他の大会ではあまり見ないかもしれませんが、賑やかにコースを巡回してもらうことでのヒグマ対策です。本大会では選手の必携品として熊鈴を設定していますが、さらに安心して走るためのプラスアルファの対策の一つです。バイクで登山道を走るわけにはいきませんが、2025年大会では奇しくもコースが全て林道になりましたので、コースのほとんどをカバーすることができました。

DTJ 2026でまた会いましょう!

大雪山トレイルジャーニーは北海道での希少な山岳トレイルランニングレースとして来年以降も継続開催予定です。

今年運営として一番心残りだったのは、なんといっても山岳ルートをコースから外さざるを得なかったことです。これはエントリーフィーを支払って参加された選手のみなさまが最も残念だったことでもあるでしょう。来年こそは正規のコースを素晴らしい天気のもとで走れればなあ・・と今から祈っている運営サイドでした。そういった状況で参加してみての感想や要望などいろいろあると思いますが、参加された選手の方にはアンケートを送付いたしますのでそちらにご回答頂ければ来年の改善に役立てたいと思います。ご協力をよろしくお願いいたします。

大会の終わりは次の大会の始まりです!
来年またDTJ 2026でお会いしましょう!

2026年大会も7月開催の予定です。
正式な日程は決定次第webにてご案内します。

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